浮気が発覚した時に
すべき事と気持ちの整理
このコラムはこんな方に向けて書いています
- パートナーの浮気、不倫疑惑にモヤモヤするのではっきりさせたい
- パートナーの浮気、不倫に悩んでいる
- 浮気相手を特定したい
- 離婚に向けて準備したい
パートナーの浮気が発覚すると、怒り、ショックを受け、落ち込んでしまうかもしれませんね。
しかし、落ち込んでじっとしていても、パートナーの浮気が止まるわけではありません。
そんなときは、浮気を止めさせるため、
再発防止のため、または離婚に向けて進むために、
早く相手を特定して身元を調べることがおすすめです。
コマ
元大手探偵事務所
夫婦カウンセラー
- voicyパーソナリティ
- 現役当時【年間400件】以上の案件を担当
- のべ担当案件1,000件以上
- インスタグラムフォロワー87,000人以上
- インスタグラム上で5,000件以上の相談
- 間違いない探偵事務所選びをお手伝い
相手を特定
=ゴールではない
浮気の内容や相手の特定、それらすべてを把握出来た時、あなたがどうしたいのか事前に整理してみましょう。
「浮気相手を特定したらゴール」だと勘違いしがちですが、正しくは
「浮気相手を特定したらスタート」です!!
想像してみてください。
パートナーがどこの誰と何をしているのかを…
もしそれが分かった場合に自分がどうしたいのか。
それを明確にしておくことで、今後どうするべきなのか、どの程度の証拠が必要なのかが分かってきますね?
大きく分けて4つのパターンがあるかと思います。
- ①パートナー、浮気相手に謝罪させたい
- ②別れさせたい。
- ③離婚する。
- ④相手から慰謝料を取り、パートナーとやり直したい。
①何わなくとも…
まずは浮気相手やパートナーに謝罪してもらいたい!
浮気をしている最中は二人して私の事を馬鹿にして・・・思いっきり上から見下ろしていたよね?
絶対に頭を下げてもらわないと許せない!!!!
今まで私は地の底からあなた達を見上げていたけどこれからは立場逆転。
失意のどん底に落ちた苦しみを味わえばいい!!!
②もう2度と会わない
と約束して別れさせる。
守られるべきは「自身」の立場。浮気相手は浮気相手。
今すぐ別れて己の家庭を大事にしろ!
もちろん、その後もこっそり会っていることが分かったら、その時は然るべき処罰を受けてもらいます。
③この際、パートナーとは離婚して慰謝料や財産分与をきちんと支払ってもらいたい!!
夫婦といえども元々は他人。信用なくしては一緒に生活なんてできません。
この先も事あるごとにパートナーを疑う生活はお互いにとってストレス以外の何物でもありませんね。
そんな時は思い切って離婚して人生再出発!
その為には慰謝料と財産分与をきちんと支払ってもらい、少しでも今後の生活の不安をなくしたい。
④パートナーの事はまだ愛してる。離婚せずに相手のみに慰謝料請求したい!
浮気は絶対許せないけれど、私にとっては大切なパートナーであることは変わらない。
だから離婚は絶対したくない。でもこのまま引き下がることもできない。
浮気相手には自分のしたことの罪の重さを知るためにも、慰謝料を払ってもらわないと気が済まない!!
証拠集め
次のステップは浮気の証拠を集めることです。浮気相手が特定できた後、あなたが進む方向は決まりましたか?
ただなんとなくイメージはできたとして・・・
まずは浮気相手の情報や浮気内容を調べないと話になりません。
- 証拠を集める重要性
- 証拠がないと慰謝料請求できない
証拠を集める重要性
「〇〇だと思う」「〇〇ですよね?」だけでは単なる妄想でしょ?と言われてしまえばそれまでの事。
パートナーや浮気相手を問い詰めるにせよ、訴えるにせよ、まずは浮気の証拠がないと話になりません。
逆に確固たる証拠もないままに、問題を大きくすると逆に名誉棄損で訴えられる事もあるかもしれません。
あなたが考えたゴールを目指すためには、まずしっかりとした証拠を集めましょう。
証拠がないと慰謝料請求できない
証拠をとった場合、そのまま弁護士に依頼することも可能です。
しかし、証拠がないと弁護士も慰謝料請求してくれません。
「まずは証拠を用意してください」と言われてしまうのが関の山。
スムーズに事を進めるためにも証拠を押さえましょう。
浮気相手の身元調査
浮気相手の身元調査をする3つのメリット
証拠を抑える事が出来れば後は、相手の身元を調べます。
実際に行動をするために相手の身元調査はとても大事です。
- ①慰謝料を請求ができる
- ②慰謝料が未払いの場合、公正証書を作成すれば給料差し押さえができる
- ③今後の接触禁止などの法的取り決めもできる
①慰謝料を請求ができる!
浮気の証拠だけでは、相手がどこの誰か分からないと慰謝料請求はできません。
もしあなたの大切な人が、あなた以外の相手とホテルに行っていた場合、絶対そこで止めずにしっかり相手の帰宅先まで抑えましょう。
住所不定・名無しの権兵衛さんではせっかく取った証拠がもったいない!!
②慰謝料が未払いの場合、公正証書を作成すれば給料差し押さえが可能
どこの誰かきちんと分かった場合、校正証明書を作成することで給与差し押さえが可能になります。
一括で払ってほしいというのが第一希望ですが、相手の懐事情により分割になることも。
その場合、最後まできちんと払い続けてくれるのかすごく心配になりますよね。
相手の事がしっかり分かっていれば、きちんと法の下でお金の流れを管理することができます。
③今後の接触禁止などの法的取り決めも可能
もし離婚せず、今後も婚姻関係を継続する場合、浮気相手には二度と接触しないでほしいですよね。・・・それでも、二人の間に肉体関係があると「情」が湧いてしまうことも。
そしてこの「情」と言う物がなにより怖くて厄介なもの!
目に見えないんだから簡単に切ることも消すこともできません。
いかに二人が理性を保てるのか・現実に向き合えるのかに掛かっています。
一度深く傷つき、もがいてやっと現実を知ることが出来、ここまで来たのに「表面だけは別れたことにして、またこっそり会おう」なんて事をされてしまってはもう立ち直れません。
その為にも「今後接触したら追加慰謝料百万円」などの取り決めをすることができます。
実際、別れた後も接触する関係は多いので、この取り決めは安心の為にもとても大事です。
浮気相手の名前や住所を調べる方法。
浮気相手の身元を調査をする重要性が理解できたところで。
次はどうやって身元調査をするのか?
方法として大きく分け、自分自身で情報を集める・プロに依頼する、この2つがあります。
証拠はもう手元にある。あとは相手を知るのみ!という方は以下を参考にして下さい。
- 自分で調べる
- 行政書士・弁護士に依頼する
- 探偵に依頼して調べる
自分で調べる
ある程度相手の情報があればSNSで調べることができるかもしれません。(例えば夫のラインから相手のフルネームを知ってしまった。勤務先が同じだったなど)
ただ、住所等の情報をどうやって調べるか・・・
①浮気相手がパートナーと同じ会社に勤務している場合。
勤務先からの尾行、まず思いつくのはこの辺りかと思います。
しかし…
- 浮気相手がいつ退勤するかも分からない
- 何時間もそこから動けない
- 一瞬たりとも目を離せない
- 相手の交通手段も分からない
- 人込みで見失ったら終了
それでもあなたは最後までミッションをコンプリートする自信はありますか?
②相手の使用車両が分かる場合
昔は車のナンバープレートから陸運局で調べることが出来ましたが、今では簡単に調べることは出来ません。
③携帯電話の番号が分かっている場合
事件でもない限り、携帯電話の番号から名義人を調べることは不可能です。各携帯会社は教えてくれません。
行政書士・弁護士に
依頼してみる
多少の費用はかかりますが、慰謝料請求案件として行政書士や弁護士に依頼してみる方法もあります。
弁護士であれば携帯番号が分かれば弁護士照会で判明することもあります。
ただ、行政書士・弁護士によっては「探偵に依頼して相手の情報を出してください」と言われることも。
探偵に依頼して調べる
「え?探偵?」と驚く方もいらっしゃいますが、弁護士案件の調査も多く探偵事務所は想像よりも怖い場所ではありません。
弁護士事務所が紹介してくれる場合もありますし、自分自身で調べ面談に行くことも。
なにより探偵は違法な手段を使わずに調査してくれます。
多少費用はかかりますが、自分では出来ないことだからこそプロに頼む。
餅は餅屋です。
※依頼の段階でどれだけ相手の情報があるのかによって調査料金が異なる場合も。
まとめ
人間とは自分の都合のいいことしか見ようとしないし、信じようとしない生き物でもあります。
だから辛い現実に向き合うのは想像以上にキツイことではありますが、まずは相手を知ることです。
相手を知らずして闘うことはできません。
逆に相手はあなたの事をたくさん知っているかもしれませんよ?
あなたの感じている違和感。そのモヤモヤを放っておくと、アっという間に手遅れになるかもしれません。
「火消は早いうちに」これが鉄則です。
冷静に浮気相手の特定。浮気の内容・証拠の確保。
多くの証拠を集め、相手の情報を仕入れる。
これが問題解決の一番の近道。
自分でやる事に限界感じた時には「プロの力」も借りて賢く戦いましょう!