こんばんは。夫婦の悩み解決を目指す夫婦カウンセラーで元大手探偵事務所相談員のコマです。
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※このコラムは2021年6月15日のvoicyの音源の内容を元に作成しています。
証拠とは何か?種類とその役割
こんばんは、元大手探偵事務所の相談員で夫婦カウンセラーのコマです。
今日はよく聞かれるんですけれども、「なんでそこまでして、ほぼ9割グレーもう9割黒なんです。完全な証拠ではないけれど、LINEのやりとりもあるしバイアグラとかそういうのだったり、大人のおもちゃだったり、そういう物質的なものもあるのにこれ以上証拠って必要ですか?」
「何でわざわざ写真って撮らなきゃダメなんですか?」って聞かれることがあるんですけれども。
何故かと言うときちんとした写真じゃないものっていうのは全て【直接証拠にはならない状況証拠だから】です。
LINEのやり取りもそうだし。
例えば彼のスマホに顔の写ってない、ちょっと胸があらわになってる写真が保存されていた。
これもただの状況証拠。
奥さんのカバンの中に男物の何かが入ってた、それもただの状況証拠。
ボイスレコーダーで録音した中に、なんとなく親密そうな会話のやり取りがあった。
それも全て状況証拠です。
日本は法治社会なので、必要なのは【直接証拠】これが必ず必要です。
「直接証拠っていうのは何ですか?」ってなるんですけれども、それは肉体関係をきちんと示すもの。
ただしその行為っていうのは直接見れないので、以前もお話ししたと思うんですけれども、そういう肉体関係を持つ場とされているラブホテルの出入りっていうのが、やっぱり完全な証拠になります。
どうしてそれがないとダメなのかっていうと、めちゃくちゃ言い逃れをされるからです。
日本の刑事ドラマなんかが 1番わかりやすいんですけれども、やっぱり刑事さんも頭抱えてますよね。
「あー、肝心の拳銃が見つからない。」「あーもうあとここまで来てるのに肝心の証拠が見つからない。」とか。
それくらい、やっぱり証拠っていうのは重要なんです。
証拠があれば逆を言えばどんな時でもこちらが強気でいられます。
悪いことをしている人って、なぜかすごく強気で、それって別に浮気問題に関わらず何でもそうなんだと思うんですけれどもすごく強気で。
された側の方が「あれ?もしかして思い違いかな?もしかして私が悪かったのかな?」と弱気になるところがあるなと。
これは共通してるなと思うんですけれどもなので、話し合いの場でも強気な人の方がやっぱり圧倒的にペースを握って有利です。
浮気に関して例えば問い詰めたとしても『何もしていない私そんなのしてない。何あなた勝手に私の携帯見たの?プライバシーは?信じられない、ただの友達との言葉遊びじゃん。ただの普通のやりとりだよ気にしすぎ。もう鬱陶しいな、そういうところが嫌なんだってもういい加減にして』
こんな風に逆ギレ戦法できます。
逆ギレされてしまってこっちもすごい嫌な思いをして、モヤモヤ抱えて結論つかないまんま論点ずらされて、うやむやみになる。
結局問い詰めたことによって相手も警戒するので、話し合いが進まないまま水面下では悪いことは進んでいってしまう。
時間って絶対に戻らない、一方通行なので戻れ巻き戻しも何もできない。
こっちだけずっとモヤモヤして、どうかなって思ってる中でも水面下でずーっと 2人の関係っていうのは続いていくわけなんですね。
なのでみんな必死で証拠を取ります。
浮気の証拠の正しい使い方
そしてその証拠を取った時っていうのも絶対にすぐに相手に突きつけてはダメです。
きちんと別れるにしても、再構築にしても正しい折角取った証拠なんだから正しい使い方っていうのをきちんとしてもらいたいなと思います。
どういう使い方がベストかと言うと、心の中では本当にも裁判になった時ぐらいにしか出さないぞぐらいの心構えで大丈夫です。
いきなりこっちの手の内を見せるっていうのは一番もうやっちゃだめなこと。
どんな証拠を握られているのかわからない。
それが一番相手にとって怖いことです。
見えないことっていうのが一番怖いんですね。
立場が逆転するタイミングです。
やってる方っていうのは、相手に気づかれないように相手に嘘をついている。
逆を言えば相手は今何をしているか、例えば仕事をしてるのか、家で子供と一緒に過ごしているか?
そのスケジュールを把握して、バレてないとは思ってるから、バレないように自分たちの方が上手のつもりで相手を出し抜いてるぐらいのつもりで悪いことをやってるんですね。
だから逆を言えば、相手にはこっちのことはバレてないけど、こっちはお前のことを全部知ってるぞ。
っていう立場が上から見てるんですけれども、それが急にひっくり返されるとなるとものすごく焦ります。
今まで強気だった土台がガラガラッと揺らいで、『ちょっと待って。絶対掴まれてないと思ってたけど、どこまでこいつは知ってるんだ?
探偵を雇うっていうほど、あの勇気もなければお金もない。
そんなことできるタイプの人間じゃないのに何を知ってるんだろう?
もしかして探偵本当に雇ったのかな?』
ぐらい不安にさせる方がいいです。
証拠を取ってそういう話し合いをするにしても、もし浮気相手に対して慰謝料請求をしたいと思っているのであれば、先にそちらに慰謝料請求をしましょう。
パートナーにわざわざ「浮気してるでしょ?浮気相手に対して慰謝料請求するから」なんて断言しないでください。
しれーっと内容証明を出してそこでまあどっちにしろね相手からパートナーに対して『ちょっと私慰謝料請求されてるんだけど』っていう情報が絶対に行くので。
そこからまパートナーが『お前何してるんだって。なんか嫌がらせやってるだろう』ぐらい怒鳴り込んできた時ぐらいに、しれーっと「え、何の話?なんか困ることでもあった?」ぐらいのちょっと最初はシラを切るぐらいの強気でいきましょう。
心の余裕の為に証拠を揃えよう
浮気している方は何も知らないから弱気になります。
人間知らないっていうことが一番不安を呼ぶポイントなので、何にも知らない状態っていうのはものすごく怖いことです。
足元も見えないし、その先が見えません。
だけどコチラはきちんと証拠を取ると、今まで点と点だったものが全て全部うまいことつながって全てがクリアになります。
そうするとフっと恐怖は消えます。
「あーなるほどな。この日こういう嘘ついてたんだ。やっぱりじゃあ今までのも全部嘘だよね。あー、あの時のあれも辻褄が合うな。私がちょっとおかしいかなって思ってたけど、私は正しかったんだ」
と思うともちろんショックはショックなんですけれども、スッと一本芯が通ります。。
自分の中でパッて固まるので、そうするとちゃんと自分にとって有利な形でお話をすることができます。
なので中途半端な物ではなくて、やっぱりきちんとした証拠きちんとした事実を把握するということが何より大事なんです。
もしも怪しいなと思っている段階で、それなりの証拠が出ていたとしてもそれでは負けてしまうことの方が多い。
後からしまったちゃんと証拠を取ればよかった。
と思っても結構手遅れになることもあるので、そういう状況になった時は「えいやー!」とすべて現実を見てやるぐらいの覚悟を持って挑むことを私はお勧めします。
証拠が必要な理由でした。
ありがとうございました。